2025年4月、66歳で台湾の基隆(キールン)へ一人旅に行きました。3泊4日です。
楽しい3日間のあと、帰りの飛行機が欠航しました。乗客全員が乗り込んで、1時間たっても動かなかったのです。
案内は中国語と英語だけ。私はどちらも分かりません。それでも、その夜は航空会社が用意したホテルに泊まり、翌朝の臨時便で沖縄へ帰れました。
この記事では、欠航の日に実際に起きたことと、ホテル・食事がどうなったかを順番に書きます。前半は、基隆の3日間です。
旅の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日程 | 2025年4月13日〜16日(3泊4日)+欠航で1泊 |
| 年齢 | 66歳・一人(ツアーではなく個人旅行) |
| 飛行機 | 行き:タイガーエア台湾(那覇→桃園)/帰り:バティック・エア・マレーシア(桃園→那覇) |
| 予約 | 飛行機はTrip.com(行きと帰りで別の会社)、宿はアゴダ |
| 宿 | 基隆のアロハホテル(基隆阿樂哈大飯店)に3泊 |
| 欠航の夜 | 桃園の富立登國際大飯店(航空会社の負担) |
基隆の3日間
1日目:台北駅から基隆へ。夕方の港に大きな客船
桃園空港に着いて、まず台北駅へ出ました。駅の大ホールでは、床に座っている人がたくさんいます。台北駅ではよく見る光景だそうです。
外国人も多く、車座になって飲んだり食べたりしていました。

台北から基隆へ移動し、夕方に港を歩きました。客船ターミナルの前に、大きなクルーズ船が止まっていました。

2日目:朝の海洋広場、正濱漁港、和平島、仙洞巌
朝6時前に、港の海洋広場を散歩しました。海沿いの広場では、もう釣りをしている人がいます。
港の奥には、前の日に見たクルーズ船が止まっていました。
基隆の港は外海から奥まっているので、波がなく、油を流したような静かな海でした。

港沿いを歩いて、正濱漁港へ。色とりどりの家が水辺に並んでいました。


そのまま和平島へ。波で削られた不思議な形の岩が並び、沖には小さな島(基隆嶼)が見えました。空は快晴でした。


午後は仙洞巌へ。岩の中の洞窟で、奥は暗くて狭い道が続きます。

3日目:十分の滝と、中正公園の大観音
十分へは、電車とバスを乗り継いで行きました。吊り橋を渡り、眼鏡洞の滝を見て、十分瀑布へ。十分は前年9月に参加した台湾ツアーでも来ているので、2回目です。


基隆に戻り、中正公園へ。金色の布袋さまと白い大観音が、街を見下ろしています。ここも前年のツアーで来た場所でした。

夕方は、雨上がりの港へ。「KEELUNG」の文字のオブジェに明かりがついていました。
基隆の移動はバス。運転の荒さに笑った
基隆では、バスをよく使いました。このバスの運転が、とにかく荒いのです。
停留所でお客さんが待っていても、手を上げないと止まってくれません。お客さんもよく分かっていて、バスが見えると大きく手を振ります。
乗り込むと、バスはすぐに急発進します。乗った人は、すぐに何かにしがみつきます。
日本なら、すぐに苦情になりそうな運転です。でも、みんな慣れた様子で、見ていて思わず笑ってしまう光景でした。
4日目:帰りの飛行機が欠航
乗り込んで1時間、飛行機が動かない
最終日の朝、基隆から南港へ出て、新幹線(台湾高鉄)で桃園へ向かいました。帰りは13時20分発の那覇行きです。
乗客全員が乗り込みました。ところが、1時間たっても飛行機が動きません。
しばらくして、英語と中国語で案内が流れました。エンジントラブルで欠航、という内容でした。
案内は中国語と英語。私には分からなかった
困ったのは、言葉です。案内は中国語と英語だけで、私にはさっぱり分かりませんでした。
乗客が騒ぎ出しました。前の席の台湾の方が、日本語で私に説明してくれました。
急ぐ人には乗り継ぎや、ほかの航空会社の便を案内する、など色々な説明があったようです。それでも、よく分かりませんでした。
団体ツアーのお客さんも多い便でした。乗客の半分以上が、空港のロビーで待たされました。そこでも説明は中国語です。
若い白人の二人連れのバックパッカーが、私に「英語は分かりますか?」と聞いてきました。私は首を横に振りました。

同じ便の団体ツアーのガイドさんに助けられた
私は個人旅行でしたが、同じ便に乗っていた団体ツアーのガイドさんが、たまたま日本語を話せる方でした。
自分のツアーのお客でもない私に、これからどうなるのかを教えてくれました。
もし、あの方がいなかったらと思うと、今でも少しこわいです。
食事券800台湾ドルで、空港の食堂へ
航空会社から、800台湾ドル(当時のレートで約3,500円)の食事券をもらいました。空港の食堂で食事をしました。
航空会社のバスで、空港近くのホテルへ
夕方、航空会社が用意したバスでホテルへ向かいました。桃園市の「富立登國際大飯店(Freedom Design Hotel)」です。空港から車で10〜15分ほどの場所にあります。

ロビーには、同じ便の乗客がたくさん集まっていました。
受付には、中国語の案内の紙が置いてありました。空港へのバスの時間は「未定、明日朝食会場の入口に貼り出す」と書いてあります。

部屋は広くて、きれいでした。一人で泊まるには十分すぎるほどです。

ホテル代は航空会社の負担です。私が払ったお金はありません。ただし、出たのは宿泊だけでした。朝食券の案内もありましたが、翌朝5時の出発なので食べられませんでした。
ホテルにも日本語が分かるスタッフはいませんでした。連絡ごとは、あの団体ツアーのガイドさんが、私の分までしてくれました。
夜の11時ごろ、部屋の内線電話が鳴りました。そのガイドさんからで、「明日の1便で臨時便が出る。朝5時にホテルを出発」という知らせでした。
本当に運がよかったと思います。
家族と職場にはLINEで連絡
家族と職場(特養の管理者)には、LINEで連絡しました。翌日は仕事のシフトが入っていたからです。
翌朝5時、臨時便で沖縄へ
翌朝5時、ホテルを出発しました。乗ったのは同じ航空会社の臨時便、その日の1便目です。無事に那覇へ帰れました。
欠航を経験して、次に備えておくこと
欠航は初めての経験でした。振り返って、次からはこうしておこうと思ったことを書きます。
- 翻訳アプリは、旅の前に使い慣れておく:スマホに入れてはいましたが、その場ではうまく使えませんでした。慣れが必要です
- 家族と職場には、すぐ連絡する:翌日のシフトが入っていたので、LINEで早めに伝えました
- 保険を請求するなら、欠航証明書をもらっておく:旅行保険などを請求するときに必要になります。私は請求しないので、もらいませんでした
ホテル代が出るかどうかは、欠航の理由で変わる
今回はエンジントラブル、つまり航空会社側の理由でした。そのため、ホテルと食事券が出ました。
台風などの天候が理由のときは、ホテル代は自分で払うことが多いようです。
航空会社ごとの決まりは、各社のページに書いてあります(例:JAL|出発当日の空港での遅延と欠航による諸費用について)。
なお、私は補償などの請求はしていません。
よくある質問
Q. 飛行機が欠航したら、ホテル代は出ますか?
A. 私の場合はエンジントラブルが理由で、航空会社がホテルを用意してくれました。天候が理由のときは、出ないことが多いようです。
Q. 食事はどうなりましたか?
A. 800台湾ドルの食事券をもらい、空港の食堂で使いました。ホテルは宿泊だけで、翌朝は5時出発だったので朝食は食べていません。
Q. 言葉が分からなくても大丈夫でしたか?
A. 私は中国語も英語も分かりません。前の席の台湾の方と、同じ便に乗っていた団体ツアーの、日本語が話せるガイドさんに助けられました。
翻訳アプリはうまく使えなかったので、旅の前に使い慣れておくと安心です。
Q. 基隆の宿はどこでしたか?
A. アゴダで予約した「アロハホテル(基隆阿樂哈大飯店)」に3泊しました。

アロハホテルは、ラブホテルを改装したような造りでしたが、部屋は広く、バスタブ付きでした。
3泊で3,520台湾ドル(当時のレートで約1万5千円)。かなり手頃な価格でした。
アゴダで「アロハホテル(基隆阿樂哈大飯店)」を見る![]()
台湾のスマホは、空港ですぐ買える物理SIMにしました。着いてすぐに入れ替えて使えます。
韓国に行ったときは、トリファというeSIMを使いました。日本で先にアプリから買っておけば、着いてすぐにつながります。トリファは台湾にも対応しています。
まとめ
- 66歳の基隆一人旅、帰りの便がエンジントラブルで欠航した
- 航空会社の負担で、空港近くのホテルに1泊。食事券800台湾ドルももらえた
- 案内は中国語と英語だけ。同じ便の団体ツアーのガイドさんが、日本語で助けてくれた
- 翌朝5時の臨時便で、無事に沖縄へ帰れた
欠航は、いつ誰に起きるか分かりません。それでも、落ち着いて待てば帰れます。この記事が、これから一人で海外へ行く方の参考になればうれしいです。
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