60代になって、海外旅行に行ってみたい。でも、どこへ行けばいいのか。体力はもつのか、言葉は通じるのか、一人で大丈夫か。そんな不安はありませんか。
私のおすすめは台湾です。初めての海外なら添乗員つきのツアー、慣れてきたら一人旅。私はこの順番で、少しずつ海外に慣れていきました。
私は67歳。介護の仕事を続けながら、60代で海外へ4回行きました。台湾に3回、韓国に1回。ツアーで2回、一人旅で2回です。費用は約6万5,000円から約14万円でした。
この記事では、4回の体験をもとに、行き先の選び方、ツアーと一人旅の違い、体力・保険・治安の考え方をまとめました。
読み終わるころには、自分に合った行き先と旅の形が見えてくると思います。

60代で行った海外4回のまとめ
| 時期 | 行き先 | 形 | 日数 | 費用 | 年齢 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年9月 | 台湾6都市 | ツアー | 3泊4日 | 約14万円 | 65歳 |
| 2024年12月 | 台湾・高雄と台南 | 一人旅 | 3泊4日 | 約8万円 | 65歳 |
| 2025年4月 | 台湾・基隆 | 一人旅 | 3泊4日 | 9万円以内 | 66歳 |
| 2026年3月 | 韓国・ソウル | ツアー | 2泊3日 | 約6万5,000円 | 67歳 |
ツアーは2回とも一人参加です。費用は、一人参加の追加料金を含めた金額です。
どちらのツアーも、添乗員はつかず、現地の日本語ガイドさんが案内してくれるパックでした。価格を抑えるために選びました。
行き先の選び方|60代のおすすめは台湾
おすすめは台湾です。理由は3つあります。
① 日本から近い
那覇から台北までは、朝7時45分に出て、現地の8時15分に着きました(時差は1時間)。
韓国のソウルは、午後3時に那覇を出て、午後5時に着きました。どちらも近いのですが、台湾はさらに近いです。
東京(羽田)から台北までは約3時間20分〜4時間、大阪(関西)からは約3時間です。成田からソウルは約2時間40分です。
② 親日的な人が多く治安も良い
台湾では、親日的な人が多いと感じました。
台南市美術館では、受付の方が、外国人の私にも高齢者割引(敬老票)で対応してくれました。

特に親切にしてもらったのは、基隆からの帰りに飛行機がエンジントラブルで欠航したときです。航空会社の案内は中国語と英語だけで、私にはよく分かりませんでした。
すると、前の席の台湾の方が日本語で説明してくれました。
同じ便に乗っていた団体ツアーの日本語ガイドさんも、自分のお客でもない私に、これからどうなるのかを教えてくれました。
治安も良いと感じました。台南では、まだ暗い朝4時に一人で散歩しても、怖くありませんでした。
③ 昭和の日本を思い出す街並みがある
台南を歩いていると、昭和の日本の街並みを思い出しました。古い家に提灯が下がる細い通りがあります。
ノスタルジックな台湾です。


台湾のどこへ行く?台北・台南・基隆の違い
| 向いている人 | 私の旅 | |
|---|---|---|
| 台北 | 初めての台湾。名所を回りたい人 | ツアーで中正紀念堂・九份・十分 |
| 台南 | 昔の街並みをゆっくり歩きたい人 | 一人旅。YouBikeで回った |
| 基隆 | 港町を散策したい人 | 一人旅。漁港と和平島を歩いた |
シニアに人気の海外旅行先ランキングでも、台湾は1位でした(バリアフリー旅行.com)。
次の行き先は「安全・費用・近場」で考えている
台湾と韓国のほかには、まだ行っていません。
次の行き先は、まず安全、次に費用、そして近場。この3つを基本に考えています。旅行でよく言われる「安近短(安い・近い・短い)」に、安全を足したような考え方です。
初めての海外は、添乗員つきツアーが安心
初めての台湾は、パックツアーでした。
不安だったのは、空港の中です。入国審査、荷物の受け取り、税関。どれも一人で通らなければなりません。
周りの人の動きと、日本語の案内板を見て、なんとか通れました。
添乗員が日本から一緒に行くツアーなら、空港の手続きも一緒に動けます。初めての海外なら、そのほうが安心です。
ツアーで良かったこと
移動はバスで、道に迷うことはありません。言葉も日本語ガイドさんにまかせられます。


食事の心配もいりません。台湾ツアーでは、小籠包や北京ダックなどの名物料理を食べられました。


早起きすれば、出発前に2時間ほど自由に歩けました。街並みや路地裏を歩くのが楽しかったです。

ツアーが終わった夜も、自由な時間です。連れ立って飲みに行くグループもいましたが、外国での夜の行動はおすすめしません。
ツアーで困ったこと
台湾ツアーでは、一人参加は私だけでした。団体で動くとき、少し浮く場面がありました。
最終日は土産物屋に2時間ほどいて、1万円ほどのお茶を買いました。まだ飲んでいません。
九份と十分の滞在は、それぞれ30〜40分ほどでした。






韓国ツアーでは、宮殿の敷居や市場の階段で、膝をつらそうにしている同年代の方がいました。ツアーは自分のペースで歩けません。



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慣れたら一人旅。費用は9万円以内
2回目の台湾は、ツアーから3か月後です。今度は一人で、南の高雄と台南へ行きました。
飛行機はLCC、宿は相部屋も使い、食事は屋台です。3泊4日で約8万円でした。


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3回目は基隆です。飛行機はLCCをTrip.comで、宿はアゴダで予約しました。こちらも9万円以内でした。


一人旅で良かったこと
自分のペースで歩けることです。台南では、朝早くから2時間ほど散歩しました。
台南の中はYouBike(台湾のレンタサイクル)で回れました。バスもタクシーも使っていません。

一人旅で困ったこと
YouBikeの登録は、自分だけでは無理でした。YouTubeの説明動画を見て、やっとできました。
基隆の帰りは、エンジントラブルによる欠航です。航空会社が用意したホテルに泊まり、翌朝の臨時便で帰りました。

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ツアーと一人旅の違い(比較表)
| ツアー | 一人旅 | |
|---|---|---|
| 費用(私の場合) | 約6万5,000〜14万円 | 約8万〜9万円 |
| 空港の手続き | 添乗員つきなら一緒に動ける | 全部自分で |
| 移動 | バスで連れて行ってもらえる | 電車・YouBikeを自分で |
| 言葉 | 日本語ガイドにまかせられる | 自分で |
| 自由な時間 | 早朝と、ツアー終了後の夜 | 一日中 |
初めての海外はツアー、2回目からは一人旅。私はこの順番で回りました。
体力・保険・治安・年齢の考え方
体力:きつければ休めばいい
一人旅なら、予定を自分で調整できます。ツアーでも、きついときはバスなどで待つこともできます。
基隆では、街の散策が目的でした。1日に2〜3万歩、15〜20キロ歩きました。
足に疲れがたまらないように、厚底のランニングシューズを履いて行きました。
保険:クレジットカードの付帯保険で十分と考えている
海外旅行保険は、一人旅もツアーも、クレジットカードに付帯している保険で十分と考えています。補償の内容はカードによって違うので、出発前に確かめておくと安心です。
治安:危ない場所では一人で動かない
どこの国でも、治安が悪いところはあると思います。情報を事前に調べて、そういう場所では単独行動を避けることです。
年齢:体力と気持ちに合わせて、無理なく
年齢はあまり関係ないように思います。その時の体力や気持ちに合わせて、無理しない範囲で楽しめばいいのではないでしょうか。
出発前の準備|スマホ・お金・薬・翻訳アプリ・服
スマホ
台湾では、空港ですぐ買える物理SIMを使いました。
韓国では、トリファというeSIMを使いました。日本で先にアプリから買っておけば、着いてすぐにつながります。トリファは台湾にも対応しています。
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お金
韓国では、日本のクレジットカードのタッチ決済がそのまま使えて便利でした。現金は1万円だけ両替して、それでも余りました。
台湾では、悠遊カード(ヨウヨウカー)が便利でした。日本のSuicaのように、チャージして使うカードです。
MRT(地下鉄)やバス、YouBikeのほか、コンビニの支払いにも使えます。
空港やMRTの駅、コンビニで買えて、カード代は100元です。チャージも駅やコンビニのレジでできます。
薬:台湾は常備薬を1週間分。韓国は市販薬に注意
台湾には、いつもの常備薬を1週間分持って行きました。
韓国は、2025年4月から日本の市販薬の一部が持ち込み禁止になりました。
イブA錠やロキソニンSプレミアムなど、「アリルイソプロピルアセチル尿素」という成分が入った薬です。
睡眠薬など一部の処方薬は、入国の10日前までに申請が必要です。韓国へ行く前は、薬の箱で成分を確かめておきましょう。
持って行って助かった物
小さくたためる買い物袋です。バッグに入らないお土産などをまとめて入れる、大きめの買い物袋で重宝しました。
翻訳アプリは、旅の前に使い慣れておく
翻訳アプリはスマホに入れていました。でも、飛行機の欠航で慌てたその場では、うまく使えませんでした。
入れておくだけでなく、出発前に実際に使い慣れておくことです。
服と靴
服装の目安は、韓国は日本より寒く、台湾は日本より暖かいです。
ソウルの冬は、東京よりずっと寒くなります。1月の平均気温は、東京が5.4度、ソウルはマイナス1.9度です。
私が行った3月でも、朝はマイナス0.6度でした。ダウンと上下のインナーで乗り切りました。
台湾は冬でも暖かく、台北の1月の平均気温は16度ほどです。ただ、朝晩は冷えることがあります。12月の台南では、朝は12度ほどでした。薄手の上着が1枚あると安心です。
靴は、履き慣れた歩きやすいものがいちばんです。私は厚底のランニングシューズで行きました。
よくある質問
Q. 一人参加だと、いくら高くなる?
A. 韓国ツアーでは1万円ほどの追加でした。料金はツアーや時期で変わるので、申し込むときに確認してください。
Q. 言葉が分からなくても大丈夫?
A. ツアーなら大丈夫です。言葉は日本語ガイドさんにまかせられます。
一人旅では、困る場面もあります。私も基隆からの帰りに飛行機が欠航したとき、案内が中国語と英語だけで分かりませんでした。翻訳アプリを、出発前に使い慣れておくと安心です。
Q. 海外旅行は何歳まで行ける?
A. 私の知り合いには、70代後半で海外旅行を楽しんでいる方がいます。無理しない範囲で楽しみましょう。
まとめ
- 60代で海外へ4回。台湾3回、韓国1回
- おすすめは台湾。近い、親日的な人が多く治安も良い、昭和の日本を思い出す街並み
- 初めての海外は添乗員つきツアーが安心
- 慣れたら一人旅。LCCを使って、台湾3泊4日で9万円以内
- 年齢はあまり関係ないように思う。体力や気持ちに合わせて、無理しない範囲で


