60代の韓国旅行 ― 67歳がツアーで歩いたソウル2泊3日【行程まるごと】

旅のこと

67歳のとき、沖縄・那覇発のツアーで韓国のソウルへ行きました。2泊3日です。

この記事には、その3日間で何時にどこへ行って、何を食べたかを全部書きます。

同年代の方が知りたいのは、たぶん「どこがよかったか」よりも、「2泊3日で実際どれくらい歩くのか」だと思うからです。私と同じツアーには60代後半から70代のご夫婦が何組かいましたが、宮殿の敷居と階段で膝をつらそうにしておられました。そこも、ありのままに書きます。

この旅の全行程

まず3日間をまとめます。時刻は現地時間です(韓国と日本に時差はありません)。

時刻行き先
1日目15:00那覇空港を出発
17:00ソウル・仁川空港に到着
18:57夕食(炭火焼肉)
21:00ホテル着
2日目6:59ホテルの前の川べりを散歩
7:30朝食をとって出発
8:56景福宮・国立民俗博物館
10:03守門将の交代式
10:52広蔵市場
12:25昼食(石焼ビビンバ)
午後ロッテ免税店・仁寺洞
16:14益善洞(塩パンの行列)
17:30明洞、夕食(プルコギ)
3日目7:30朝食
9:00お土産店に寄って空港へ
11:30ソウル発
14:00那覇空港着

見ていただくとわかるとおり、歩き回るのは2日目の一日です。1日目は夕方に着いて夕食だけ、3日目は買い物をして帰ります。

1日目|夕方ソウル着、この日は焼肉だけ

那覇空港を午後3時に出て、仁川空港に着いたのが午後5時。

バスに乗って、そのまま夕食に向かいました。

連れて行かれたのは、観光地ではなく街なかの焼肉屋でした。テーブルの上からダクトが下りてくる、炭火の店です。看板はハングルで「숯불회관」(炭火会館)とありました。

炭火の丸い鉄板で焼く韓国の焼肉と雑穀ごはん
テーブルの上からダクトが下りてくる炭火の店

店の中には、日本語を話すお客さんが何組かいました。同じようなツアーの人たちだと思います。

炭火で焼いた肉は、うまかったです。

ハングルで숯불회관と書かれた焼肉店の夜の外観
看板はハングルで숯불회관(炭火会館)

外に出たのが午後8時前。ホテルに着いたのは午後9時でした。

1日目にできることは、これだけです。着いた日に街を歩こうと思っていると、あてが外れます。

2日目|朝7時前から夕方6時まで

ここが本番です。時間順に書きます。

6時59分|ホテルの前の川べりを歩いた

朝、ひとりで外に出ました。

ホテルのすぐそばが川で、ヨットがたくさん係留されたマリーナになっていました。対岸には高層マンションが並んでいます。

朝7時前、ヨットが係留された川沿いのマリーナと対岸の高層マンション
朝7時前のマリーナ。この日の最低気温はマイナス0.6度

寒かったです。この日は最低気温がマイナス0.6度でした。

宿は「マリーナベイソウル」というホテルでした。

8時56分|景福宮へ

朝食のあと、バスで景福宮(キョンボックン)へ。朝鮮王朝の正宮です。

景福宮の敷地内にある国立民俗博物館の門
国立民俗博物館の門。景福宮の敷地は広い

敷地はとても広いです。ガイドさんの説明を聞きながら、慈慶殿(チャギョンジョン)や、池に張り出すように建つ慶会楼(キョンフェル)などを見て回りました。

景福宮の池に映る慶会楼と背後の岩山
池に映る慶会楼。景福宮でいちばん静かな場所だった

10時03分|光化門の守門将交代式

門の前で守門将(スムンジャン)の交代式が始まりました。

光化門前の守門将交代式。青と緑の衣装の隊列と旗
午前10時の守門将交代式

青、赤、緑の衣装を着た人たちが、旗を持ち、太鼓を鳴らして行進します。時間の決まった行事なので、ツアーの行程に組み込まれているのだと思います。

そのあと、門の前でツアー一行の集合写真を撮りました。子どもひとりを含めて、16〜17人ほどのグループでした。

10時52分|広蔵市場の屋台

次に向かったのが広蔵市場(クァンジャンシジャン)です。

広蔵市場のアーチ型の看板
広蔵市場の入口

中に入ると、屋台がぎっしり並んでいます。ホットク、ビンデトク(緑豆のチヂミ)、ナクチ(テナガダコ)。においと湯気と人でいっぱいでした。

広蔵市場のおかず屋台に並ぶキムチやナムル
市場のおかず屋台。キムチやナムルが山盛りに並ぶ

ホットクは1個2,000ウォン、3個で5,000ウォンと書いてありました(2026年3月時点)。

観光地というより、地元の人が普通に食べに来ている場所という感じがしました。

12時25分|明洞で石焼ビビンバ

市場のあとは明洞(ミョンドン)へ。コスメの店、両替所、安売り店が並ぶ繁華街です。

昼食は石焼ビビンバでした。生卵がのった状態で出てきて、自分で混ぜて食べます。

生卵がのった石焼ビビンバ、混ぜる前の状態
石焼ビビンバ。生卵をのせた状態で出てくる

石の器なので、最後まで熱いままでした。寒い日には、これがありがたかったです。

午後はロッテ免税店に寄り、仁寺洞(インサドン)を歩きました。

16時14分|益善洞、塩パンの行列に20分

益善洞(イクソンドン)は、韓屋(ハノク)という古い家並みが残っている一角です。その一軒一軒がカフェや店になっています。

益善洞の韓屋を改装した店の入口
益善洞の韓屋。一軒一軒がカフェや店になっている

そこで、塩パンの店の前に長い行列ができていました。

並びました。買えたのは、20分ほど経ってからです。

この旅でいちばん記憶に残ったのが、この塩パンでした。当時の手帳にもそう書いてあります。味のことは別の記事にまとめました。

👉 韓国の塩パンは最高でした ― 益善洞の香ばしい塩味

17時30分|もう一度、夕方の明洞

夕方、また明洞に戻りました。

夕方の明洞のメインストリート。看板に灯りがつき人であふれている
夕方の明洞。昼とは景色が変わる

昼とは景色が変わっていました。看板に灯りがつき、路上には服を売る屋台が出て、人であふれています。

夕食はプルコギでした。

朝7時前から夕方6時まで。ほぼ歩き通しの一日です。

3日目|お土産店に寄って、昼には那覇

最終日は朝食をとってから、午前9時に出発しました。

行き先はツアーが設定したお土産店です。そこで買い物をして、そのまま空港へ向かいました。

買ったのは海苔、キムチ、お菓子。売れ筋の定番品です。

家に帰ってから食べました。キムチが甘かったのが印象に残っています。日本で買うものとは味が違いました。

午前11時半の便でソウルを出て、午後2時に那覇着。これで2泊3日は終わりです。

気を使ったところ、気づいたこと

段差と階段 ― 膝がつらそうだったのは、この3か所

景福宮・千秋殿の石段と基壇
千秋殿の石段。この段が膝にこたえる

これが、この記事でいちばん書きたかったことです。

同じツアーには、60代後半から70代とみられるご夫婦が何組かいました。その方たちが膝をつらそうにしていた場所は、はっきり決まっていました。

  • 宮殿の敷居(景福宮は門をくぐるたびに、またぐ高さの木の敷居があります)
  • 市場の階段
  • 地下道の階段

平らな道を歩いているときは、どなたも普通に歩いておられました。きついのは上り下りと、またぐところだけです。

そして、これは60代・70代だけの話ではありませんでした。50代後半の女性の参加者も、階段では膝がつらそうでした。

体にこたえるのは、ツアーでは自分のペースで歩けないことだと思います。次の場所へ移る時間が決まっているので、みんなに合わせて動くことになります。ゆっくり上がりたくても、後ろに人がいます。

膝や腰に不安のある方は、申し込むときに「1日にどれくらい歩きますか」と聞いてみてください。恥ずかしいことではありません。歩く時間の短いコースや、日数の多いコースを選ぶ手もあります。

靴も、履き慣れたものにしてください。歩き通しの日が一日あります。その一日のために選ぶと考えたほうがいいです。

移動はすべてバス

観光地から観光地へは、全部バスでした。自分で地下鉄やタクシーに乗る場面はありません。

道がわからなくて困る、ということは一度もありませんでした。ここはツアーの一番いいところだと思います。

言葉は日本語ガイドにまかせられた

添乗員は同行しませんが、現地の日本語ガイドさんが3日間ついてくれました。

60代の女性で、日本語がとても上手な方でした。行程の説明だけでなく、簡単な韓国語も教えてくれました。

言葉で困ったのは、自由時間に店へ入ったときくらいです。

支払いはタッチ決済で足りた

日本で使っているクレジットカードのタッチ決済がそのまま使えました。店で困ったことはありません。

現金は、1万円だけ両替しました。それでも57,000ウォンほど残りました。使ったのは4万ウォンほどです。

両替は少なめで足ります。足りなくなったら現地でもできます。

ウォンは「10で割る」と円になる

値段の感覚をつかむのに、私がやったのはこれだけです。

ウォンの金額を10で割ると、だいたい日本円になります。

  • 2,000ウォン → 約200円(ホットク1個)
  • 12,000ウォン → 約1,200円
  • 57,000ウォン → 約5,700円

正確なレートとは少しずれますが、買うか買わないかを決めるにはこれで十分でした。

3月のソウルは底冷えする

沖縄から行くと、差が大きいです。

私が行った日の気温は、最低マイナス0.6度、最高10.0度でした。空気そのものが冷たく、足元から冷えてきます。

ガイドさんの話では、韓国の寒さは大陸から吹いてくる風によるものだそうです。この風が強いので、気温の数字以上に底冷えがするそうです。

参考までに、ソウルの3月の平年値です(韓国気象庁・1991〜2020年)。

気温
3月の平均最高気温11.0℃
3月の平均最低気温1.9℃

私が持って行ったのは、ダウンジャケットとユニクロのインナー上下です。この2つで乗り切りました。特にインナーの上下は正解でした。

沖縄の3月は日中20度を超える日もあります。その感覚のまま行くと、寒い思いをします。冬の服装で行ってください。

よくある質問

Q. 2泊3日で足りますか。

「初めての韓国を、まず見てみる」なら足ります。ただし、しっかり歩けるのは中の一日です。ゆっくり回りたい方は3泊4日のコースを検討してください。同じ会社のパンフレットにも3泊4日は何本かありました(そのぶん料金は上がります)。

Q. 一人で参加すると、いくら高くなりますか。

私のときは1万円ほどの追加でした。同じコースの現在の案内では19,000円と書かれています(2026年8月時点)。申し込むときに必ず確認してください。

Q. 日本語は通じますか。

ツアーには現地の日本語ガイドが同行します。行程の中で困ることはありませんでした。自由時間はそれぞれ自分で動くことになります。

Q. スマホはどうしましたか。

eSIMを使いました。韓国3日間・3GBで1,760円でした。67歳がどこでつまずいて、どう解決したかは別の記事に書いています。

👉 韓国eSIM、67歳でも使えました ― つまずいた5か所

Q. トイレには困りませんでしたか。

困りませんでした。日本語ガイドさんが、行程の中でうまく時間を調整して案内してくれました。

自分で探し回る場面がなかったのは、ツアーの安心なところだと思います。

まとめ ― 60代でも、ツアーなら2泊3日は歩ける

67歳がソウルで歩いた2泊3日を振り返ります。

  • 歩き回れるのは2日目の一日。1日目は夕方着、3日目は買い物をして帰る日程
  • その一日は朝7時前から夕方6時まで。景福宮 → 広蔵市場 → 明洞 → 益善洞
  • 移動は全部バス。道に迷う場面はない
  • 言葉は日本語ガイドにまかせられる
  • 支払いはタッチ決済で足りる。両替は1万円で十分だった
  • 3月上旬のソウルは冬の服装で。ダウン+インナー上下で乗り切った
  • いちばん気をつけるのは宮殿の敷居と階段。平らな道は問題なく、きついのは上り下りとまたぐところだけだった

最後に、行こうかどうか迷っている方へ。

体力がもつかどうかは、申し込む前にツアー会社に聞いてください。

「1日にどれくらい歩きますか」「階段の多い場所はありますか」。この2つを聞けば、だいたいの見当がつきます。そのうえで、行けるかどうかは自分で決める。その順番で確かめておけば、おおよそ乗り切れます。

これは山でも同じだと思います。登山のツアーでも、まずツアー会社に確認して、最後は自分で決める。やることは変わりません。

👉 富士山はどこがきついのか ― 65歳で登ってわかった5つのきつさ

この記事を書いた人
さぶろー

さぶろー/67歳・介護福祉士。60歳で定年退職し、未経験から介護の世界へ。7年目の今もパートで現場に立たせてもらっています。60代が体を壊さずに働き続けるために、自分で試して続いたことを書いています。沖縄在住、犬9匹。週2回のジム通いが日課です。

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