指宿の砂むし温泉に67歳が入ってみた ― 10分と言われて20分

指宿の砂むし温泉に67歳が入ってみた 旅のこと

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開聞岳に登る前の日、9月7日のことです。鹿児島中央から指宿枕崎線に乗って、終点の枕崎まで行きました。帰りに指宿で降りて、砂むし温泉に入りました。

一緒に行ったのは、屋久島に登るはずだった友人です。屋久島は台風で流れました

指宿駅の駅名標

砂むしは「10分」と言われて、20分入りました。料金は、宿の主人がくれた割引券で1,000円でした。その話は最後に書きます。まずは枕崎から。

指宿枕崎線は、線路脇の木が車体に当たる

鹿児島中央から枕崎までは、指宿枕崎線の1本です。

指宿を過ぎると、乗る人が減ります。線路の両側まで木が迫っていて、枝が車体にバキバキと当たります。音が車内まで響きます。友人は「赤字路線だから、伐採まで手が回らないのだろう」と言っていました。

駅の様子も変わります。指宿から先で駅員がいるのは山川駅だけで、終点の枕崎まで無人駅が続きます。沖縄には鉄道がないので、私にはこれだけで驚きでした。

途中に西大山駅があります。列車は止まりますが、私たちは降りませんでした。窓から看板を撮りました。「JR日本最南端の駅 北緯31度11分」とあります。

JR日本最南端の駅・西大山駅の看板

あとで調べると、この区間(指宿〜枕崎42.1km)の利用者は1日216人。JR九州が発足した1987年から77%減り、2024年度は4億9,200万円の赤字でした(JR九州の公表資料)。2024年からは、県と沿線の3市とJR九州が、路線の将来を話し合う会議を始めています。

終点の枕崎で、まず昼ごはん

枕崎に着いたのは昼前でした。

昼は、港のそばの枕崎お魚センターで「枕崎鰹船人めし(ふなどめし)」を食べました。席に置いてあったカードによると、枕崎市通り会連合会が作ったご当地グルメで、鹿児島県内の商店街グルメを決める「Show-1グルメグランプリ」で2連覇して殿堂入りした、とあります。

鰹のたたきと刺身がのった丼に、かつお出汁をかけて食べます。カードには「出汁をかける前にひと口」と書いてあったので、そのとおりにしました。1,600円。刺身の茶漬けのような、さっぱりした味でした。

枕崎鰹船人めしの説明カード

焼酎蔵で7〜8種類を試飲して、買わなかった

昼ごはんのあと、歩いて明治蔵へ向かいました。「さつま白波」の薩摩酒造が見学用に開けている蔵です。正式には「薩摩酒造 花渡川蒸溜所 明治蔵」。見学も試飲も無料でした(9:00〜16:00・年末年始休み)。

枕崎の花渡川
薩摩酒造 明治蔵の見学記念の看板

試飲は7〜8種類ありました。どれも香りがよかった。一杯ずつ口に含んで、次へ。

でも買いませんでした。このあと立神岩まで歩くつもりだったので、荷物を増やしたくなかったのです。そう伝えて、蔵を出ました。

立神岩まで歩いた

明治蔵から、立神岩の見える火之神(ひのかみ)公園まで、さらに歩きました。枕崎駅から公園までは約4kmです。

枕崎の海岸から見た開聞岳

途中の海岸から、海の向こうに開聞岳が見えました。明日はあれに登ります。

立神岩と岩場で釣りをする人

立神岩は、岸から300mほど沖に立つ、高さ約42mの岩です。岩場では釣りをしている人がいました。

火之神公園から見た立神岩
火之神公園の岩場の海岸

岩場は赤黒い岩で、波が白く砕けていました。

JR枕崎駅の駅舎
枕崎駅のホームと指宿枕崎線の列車

公園から枕崎駅へ引き返しました。枕崎駅は駅舎が小さく、線路はここで終わっています。

この日の歩数は21,027歩、15.78kmでした。翌日は開聞岳です。

私が旅で背負っているのは、こういう軽いリュックです。

指宿の砂むし温泉は、10分と言われて20分入った

枕崎から指宿へ戻りました。着いたのは17時20分ごろです。

枕崎から指宿へ戻る車窓

車窓に、とがった岩山が見えました。竹山(202m)です。別の角度からは寝ころんだスヌーピーに見えるそうで、「スヌーピー山」とも呼ばれています。

宿に荷物を置いて、20時ごろに砂むしへ行きました。

砂むしは、砂むし会館「砂楽(さらく)」です。料金は大人1,500円(通常期・浴衣代込み。2026年9月時点、いぶすき観光ネット)。宿の主人が割引券をくれて、1,000円で入れました。営業は8時30分から21時まで、受付は20時までです。ぎりぎりでした。

指宿の砂むし温泉の小屋と海

受付は2階です。そこから1階に降りて、脱衣所で浴衣に着替えます。

貴重品は100円の貴重品ボックスに入れて、鍵を持って出ました。ところが、鍵は持ち歩けません。係の人に相談すると、「着替えのロッカーに入れてください」と言われました。100円は無駄でした。最初から着替えのロッカーに入れればよかった。

20時ごろのお客さんはまばらで、空いていました。

砂の場所は屋根の下です。浴衣のまま、砂の上に横になります。係の人がスコップで砂をかけていきます。

宿の主人には「10分が目安。でも20分入っても大丈夫」と聞いていました。それで20分入りました。

頭の上で、波の音が響きました。砂は温かくて、重い。それがまた心地よい。

隣の友人を見たら、熟睡していました。

砂から出ると、体じゅうに砂がついています。そのまま温泉に入って落としました。砂むしのあとは体が温かく、湯につかるとさらに疲れが取れた感じがしました。

指宿の砂むし温泉

まとめ

9月7日の行程です。

時刻場所
午前鹿児島中央 → 西大山駅(車窓)→ 枕崎
12時ごろ枕崎お魚センターで鰹船人めし
13時40分ごろ明治蔵で試飲(7〜8種類・無料)
14時15分ごろ火之神公園・立神岩
15時50分枕崎駅から指宿へ
17時20分指宿着
20時ごろ砂むし会館 砂楽(20分・割引券で1,000円)
この日の歩数21,027歩・15.78km

翌日は、開聞岳に登りました。その話はこちらです。

開聞岳はきついのか ― 67歳・運動靴で6時間14分

桜島と韓国岳の話も、あわせてどうぞ。
桜島フェリーのごぼ天うどん ― 乗っている間に食べ終わる一杯
韓国岳はきついのか ― 67歳・運動靴で4時間13分

この記事を書いた人
さぶろー

さぶろー/67歳・介護福祉士。60歳で定年退職し、未経験から介護の世界へ。7年目の今もパートで現場に立たせてもらっています。60代が体を壊さずに働き続けるために、自分で試して続いたことを書いています。沖縄在住、犬9匹。週2回のジム通いが日課です。

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