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屋久島の宮之浦岳に登るつもりでした。台風で流れて、代わりに鹿児島を回ることになりました。
その鹿児島で、9月10日に桜島へ渡りました。
朝のうちに船で島へ渡り、バスで島をひとまわり。鹿児島市内へ帰る便に乗ったのが、ちょうど12時ごろでした。腹が減っていたので、昼ごはんは船の中で食べることにしました。

桜島フェリーは、乗っている時間が約15分です。その間に、うどんを1杯食べる。私が乗った便でも、カウンターには10数人が並んでいました。
座って景色を見ながら、10分で食べ終わりました。

船の中の「やぶ金」は、客席のすぐ隣にある
うどん屋の名前はやぶ金(やぶきん)といいます。正式には「味の長老 やぶ金」。公式サイトによると昭和27年(1952年)の創業で、もともとは鹿児島市内のうどん・そば屋です。その店が、桜島フェリーの船内に入っています。
場所は、客席のすぐ隣です。乗り込んで席を探していると、自然と目に入ります。
一緒に行った友人が言うには、以前は船の外のデッキからも買えたそうです。今は船内で買う形になっていました。私が乗ったときは、船内のカウンターに列ができていて、そこで注文して受け取る流れでした。
支払いは現金でした。カードや電子マネーが使えるかどうかは、確かめていません。小銭を用意しておくと慌てずに済みます。
値段は500円から1000円まで
カウンターの前にメニューが貼ってあります。私が乗った日の値段は、こうでした。
| メニュー | 値段 |
|---|---|
| てんこ盛り ごぼ天うどん・そば(1番人気) | 750円 |
| 名物 桜島うどん・そば | 1,000円 |
| 山菜温玉うどん・そば | 650円 |
| やぶ金うどん | 500円 |
| やぶ金そば | 550円 |
私が頼んだのは、「1番人気」と書いてあったごぼ天うどんです。

ごぼ天うどんは、思っていたより山盛りだった
出てきたどんぶりを見て、少し笑いました。ごぼうの天ぷらが、麺が見えないくらい乗っています。その真ん中に、青ねぎがこんもり。
ごぼうは細く切って揚げてあります。汁を吸うと、揚げたてのカリッとした部分と、しんなりした部分が混ざります。出汁は色が薄く、しょっぱくありません。関西風というのか、鹿児島の味というのか、私の口には合いました。
麺はやわらかめです。腰の強い讃岐うどんとは違いました。
食べたのはデッキの席、景色を見ながら10分
買ったあと、私は船外のデッキに出ました。丸い金属のテーブルと、赤い椅子が並んでいます。
そこで食べました。
正面には、離れていく鹿児島の街が見えます。海の色と、雲と、ビル。うどんをすすりながらこれを見ていられるのだから、750円は安いと思いました。

食べ終わるまで10分。残りの5分は、器を返して、席に戻って、降りる支度をするのにちょうど足りました。
これは記憶だけの話ではありません。私が撮った写真に時刻が残っています。うどんの写真が12時25分、空になった器とデッキの写真が12時34分。ちょうど9分です。
うどんを食べる前に、半日かけて島を回った
車は借りていません。使ったのは、「キュート(CUTE)」という1日共通利用券です。

券面によると、大人1,400円で、鹿児島市営バス・市電・桜島フェリー・アイランドビューバスが1日乗り放題。観光施設の入館割引も付いています。フェリーで渡って、島の周遊バスに乗って、また船で帰る。この日の私の動きは、これ1枚で全部足りました。
島をまわるのはサクラジマアイランドビューという周遊バスです。展望所を順に回ってくれるので、坂道を自分の足で登る必要はありません。
車窓から見えた「叫びの肖像」
バスに乗っていると、途中で大きな石の顔が見えました。口を目いっぱい開けて、天を向いて叫んでいる顔です。
運転手さんが「叫びの肖像です」と説明してくれました。
こういう説明が入るのが、周遊バスのいいところだと思いました。

湯之平展望所から、北岳・中岳・南岳を見る
桜島は、遠くから見ると1つの山に見えます。ところが近くまで上がると、北岳・中岳・南岳という3つの峰があることがわかります。
湯之平展望所は、その山肌をかなり近くから見上げられる場所です。石碑には標高373mとありました。目の前にあるのは、今も噴いている活火山です。草木の生えていない斜面と、灰色の岩がそのまま迫ってきます。

桜島ビジターセンターの足湯で、海を見ながら休む
もう1か所、寄ってよかったのが桜島ビジターセンターです。
桜島港から徒歩約10分。入館料は無料で、開館は9時から17時、年中無休です(公式サイトより)。火山の展示があって、桜島がどうやってできたのかがわかります。
私の目当ては、外にある足湯でした。海を見ながら、靴と靴下を脱いで、足だけ湯に浸ける。
浸かったのは20分ほど。最初は熱く感じました。40度くらいはあったと思います。ところが浸かっているうちに、それがちょうどよくなってきました。タオルは持って行きました。足を拭くものがないと、そのあと靴下が履けません。


67歳が半日歩いてみて
フェリーで渡って、バスで展望所へ上がって、足湯に浸かって、また船で戻る。これで半日でした。
坂道はバスが上がってくれます。自分の足で歩いたのは、ビジターセンターから港までと、展望所での上り下りくらいです。体力の心配はほとんど要りませんでした。
ただし、日陰が少ないところがあります。夏場に行くなら、帽子と水は持っていったほうがいいです。私は帽子をかぶっていました。
荷物は、このリュック1つでした。
よくある質問
Q. うどんは何分で食べればいいですか
A. 乗船時間は約15分です。私は10分で食べ終わりました。座って景色を見る余裕もありました。
Q. 行きと帰り、どちらでも食べられますか
A. どちらでも食べられます。やぶ金の公式サイトによると、営業時間は鹿児島港発が8:00〜16:40(平日)・8:00〜17:00(土日祝)、桜島港発が8:25〜17:05(平日)・8:25〜17:30(土日祝)。定休日は無休で、桜島フェリーの運航に準じます。
Q. 支払いはどうしますか
A. 私は現金で払いました。カードや電子マネーが使えるかは確かめていません。
Q. 車がなくても桜島はまわれますか
A. まわれます。私はサクラジマアイランドビューという周遊バスを使いました。湯之平展望所にも停まります。
Q. お得な切符はありますか
A. 私は「キュート(CUTE)」という1日共通利用券を使いました。券面の表示で大人1,400円。鹿児島市営バス・市電・桜島フェリー・アイランドビューバスが1日乗り放題です。
Q. 足湯は無料ですか
A. 桜島ビジターセンターは入館無料です(開館9:00〜17:00・年中無休)。私は20分ほど浸かりました。タオルは持参です。足を拭くものがないと靴下が履けません。
まとめ ― 桜島の半日観光
- 桜島フェリーは片道約15分。その間にうどんを1杯食べられる
- 店は「やぶ金」。客席の隣にある。買うのは船内、支払いは現金
- ごぼ天うどんは750円。10分で食べ終わる
- 島は「キュート」1日券(大人1,400円)と周遊バスでまわれる
- 湯之平展望所(標高373m)と、ビジターセンターの足湯(無料・タオル持参)
- 全部で半日。67歳でも、体力の心配はほとんど要らない
屋久島に登るはずが、台風で流れました。その話はこちらに書きました。
その2日前には開聞岳、前日には韓国岳に登りました。67歳が運動靴で登って、下りで膝に来た話です。
登れなかった代わりに、活火山を下から見上げて、船の上でうどんを食べました。これはこれで、悪くない一日でした。
初日の9月7日は、枕崎を歩いて指宿の砂むし温泉に入りました。


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