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デイサービスの送迎が怖い・ストレス|2年半運転した私の結論

デイの送迎車を運転する60代の男性介護職員のイラスト 介護の仕事と体づくり

「送迎の車が大きくて怖い」「道が覚えられない」「時間に間に合うか不安」。デイサービスで働き始めると、送迎にはこんな不安がつきものですよね。

運転の怖さは、毎日続けるうちに薄れていきます。けれど、時間に遅れそうなときや、送った先の家族が留守のときは、何年たっても慌てます。

私はデイケアで2年半、10人乗りのバンを一人で運転し、1回に3〜7人を送迎しました。今は67歳、特養でパートの介護職をしています。

この記事では、送迎で困った6つの場面と、そのときどうしたかをまとめました。読めば、送迎で困ったときに一人で抱え込まず、次に何をすればいいかが分かります。

大きい車には、数週間で慣れました。本当につらいのは、運転より、利用者さんの指定の時間に間に合わせることです。

時間に遅れそうなときや家族が留守のときは、一人で抱えず、まず事業所に連絡する。私はそれで乗り切ってきました。

ただし、運転そのものが不安なら、無理をせず送迎のない施設を選ぶのも一つの道です。

送迎でつらいのは、運転より「時間」と「家族の留守」

送迎車の横で腕時計を見る60代の男性介護職員と、歩いてくる高齢の女性のイラスト
※画像は生成AIで作成したイメージです

送迎で一番こたえたのは、運転そのものより、利用者さんの指定の時間に間に合わせることや家族の留守でした。

運転には、毎日続けるうちに慣れていきます。それでも、時間に追われる日や家族の留守はいつでも起こりえますし、事故はかえって慣れてきたころに起こりがちです。

同じ声は、ほかの人からも出ています。

Yahoo!知恵袋では、デイで働く人が「運転や道はわりと早く乗り越えられる。一番のストレスは、時間どおりに迎えに行くこと」と答えていました。

私が2年半で困った場面を、表にまとめます。

困った場面起きたことどうしたか
車の大きさ10人乗りのバンに慣れない車高と車幅に気をつけ、慎重に運転した
道地図だけでは分からない所がある帰り道に、自分で確かめた
時間指定の時間に10分ほど遅れたその場でお詫びした
家族の留守玄関に鍵がかかり、中に入れない事業所に電話した
雨の日ガラスが曇って前が見えにくいエアコンと窓開けで対応した
駐車場天井の低い駐車場で車の上を擦った事業所に連絡し、利用者さんを送ってから事故処理

表の場面を、ここからひとつずつ書きます。

10人乗りのバンは数週間で慣れた。一番の注意は車高と車幅

ブロック塀にはさまれた狭い住宅街の道を、ゆっくり進む送迎用のバンのイラスト
※画像は生成AIで作成したイメージです

10人乗りのバンには、数週間で慣れました。一番気をつけたのは車高と車幅です。

私はもともと中型免許を持っていて、大きい車の運転に覚えがありました。それでも、慣れるまでは特に慎重に運転しました。

ワンボックスは、乗用車より横に広く、背も高い車です。普段、軽自動車に乗っている人は、車高と車幅に特に気をつけてください。

私も実際に、車の高さが原因で事故を起こしました(くわしくは後で書きます)。

1回に乗せるのは3〜7人でした。

なお、送迎車の定員と免許の関係は次のとおりです。

  • 定員10人以下の車=普通免許で運転できる
  • 定員11人以上の車=中型免許が要る
  • 平成19年6月1日までに取った普通免許(免許証に「中型車は中型車(8t)に限る」とあるもの)も、運転できるのは定員10人以下まで

出典:愛知県警察 運転免許Q&A

応募する前に、送迎車が何人乗りかを確かめておくと安心です。

大きい車は、慣れれば運転できます。最初の数週間は、車高と車幅を意識して、ゆっくり走ることをおすすめします。

道が覚えられないときは、送迎地図と帰り道の下見で

職員室で送迎地図を指でたどる60代の男性介護職員のイラスト
※画像は生成AIで作成したイメージです

道は、事業所の送迎地図と、帰り道の下見で覚えました。

デイケアには、利用者さんの家までの送迎地図がありました。ただ、地図だけでは分かりにくい所もありました。

そういう所は、仕事の帰りに車で通って、自分で道を確かめました。道を覚えるまで続けました。

送迎は、いくつかのコースに分かれていました。1コースは3〜7人ほどで、人数は利用者さんの家までの距離や、体の状態によって変わります。

私は3コースほどを受け持っていました。

地図なしで回れるようになるまで、1か月ほどかかりました。目印にしたのは、お店や信号、目立つ建物です。

道は、一度で覚えなくて大丈夫です。地図で確かめ、実際に走って、少しずつ覚えていけば、自然と身につきます。

時間に遅れたら、まずお詫び。怖いのは遅れより「迎え漏れ」

家の前で待っていた高齢の女性におじぎをして謝る男性介護職員のイラスト
※画像は生成AIで作成したイメージです

10分ほどの遅れは、その場のお詫びで済みました。

送迎には、利用者さんごとに指定の時間があります。私も遅れて、あわてたことがあります。10分ほどだったので、その場でお詫びして済みました。

お詫びで済まなかったのは、迎えに行かなかったときです。これは私ではなく、別の担当の送迎で起きたことです。

利用者さんは、1時間、家の前で待っていました。手違いで、その日の迎えの対象から漏れていたのです。家族は強く怒り、その方はデイケアをやめてしまいました。

10分ほどの遅れなら、きちんとお詫びすれば分かってもらえます。けれど、迎えに行かなかったことは、お詫びでは済みません。

家族が留守で鍵が開かないときは、一人で決めず事業所に電話

鍵のかかった玄関の前で電話をかける男性介護職員と、送迎車で待つ高齢の女性のイラスト
※画像は生成AIで作成したイメージです

送った先で家族が留守だったときは、自分で決めず、事業所に電話しました。

2年半で2回ありました。

1回目は、送っていくと家族が留守で、玄関に鍵がかかっていました。

事業所に電話して、利用者さんを事業所に連れて帰りました。私が帰ったあとは、管理者が対応してくれました。

2回目は、もともと家族が留守がちなお宅でした。玄関の鍵が特殊で、私には開けられませんでした。

そこで、ほかの利用者さんを先に送り、そのお宅を最後にもう一度訪ねました。事務所の職員と待ち合わせて、なんとか鍵を開けました。

家の前で利用者さんを一人にはできません。でも、送迎では一人では判断しきれないことも起きます。困ったら、まず事業所に電話する。それが基本です。

雨の日の曇りは、エアコンと窓開けでしのいだ

雨で曇った送迎車のフロントガラスと、エアコンに手を伸ばす男性介護職員のイラスト
※画像は生成AIで作成したイメージです

雨の日にガラスが曇ったときは、エアコンと窓開けでしのぎました。

送迎で怖かったことの一つが、雨の日の曇りです。ガラスが曇ると、前が見えにくくなります。

そのときは、エアコンをつけ、窓を開けて曇りを取りました。

その後、管理者が全部の送迎車の窓に油膜取りを塗り、曇り止めの対策をしてくれました。

天井の低い駐車場で車を擦った。まず事業所に連絡

天井の低い駐車場の入口で、送迎車の屋根と天井のすき間を見上げる男性介護職員のイラスト
※画像は生成AIで作成したイメージです

車を擦ったときは、まず事業所に連絡し、利用者さんを送ってから事故の処理をしました。

マンションの駐車場に入ったとき、天井が低く、車の上の部分を擦ってしまいました。

その場で事業所に連絡しました。利用者さんを送り届けたあとで、事故の処理をしました。

大きい車は、高さもあります。天井の低い駐車場やマンションの入口では、高さにも気をつけてください。

なお、私がデイケアを辞めたのは、この事故が理由ではありません。事故を起こしたら、まず事業所に連絡して、指示に従ってください。

あわせて読みたい:【介護の誤薬で辞めたいとき】落ち着いてから決めていい|特養職員の体験

運転が不安なら、無理せず送迎のない施設を選ぶ

特養の食堂で利用者さんの車いすを押す60代の男性介護職員のイラスト
※画像は生成AIで作成したイメージです

時間や家族の留守で困ることは、事業所に連絡すれば乗り切れます。けれど、運転そのものが不安なら、話は別です。

送迎で事故を起こせば、利用者さんの命に関わります。運転する人の責任は、とても重いものです。

運転が不安なら、無理をせず、送迎のない施設を選んだほうがいいです。

デイサービスやデイケアの求人は、送迎が仕事に入っていることが多いです。

一方、私が今働いている特養は、利用者さんが住んでいる施設です。デイのような毎日の送迎はありません。

送迎が苦手でも、介護の仕事を続ける道はあります。

よくある質問

デイケアの送迎のあと、利用者さんの自宅で車いすからソファーへの移乗を手伝う60代の男性介護職のイラスト
※画像は生成AIで作成したイメージです

Q.送迎の仕事は、運転だけですか?

運転だけではありません。私が勤めていたデイケアでは、家の鍵を預かって、ソファーやベッドに移るところまで介助が必要な利用者さんが何人もいました。

Q.家族がいつも留守のお宅は、どうやって送り迎えするのですか?

送迎の時間に、いつも家族がいないお宅もありました。迎えのときは、利用者さんと一緒に玄関の鍵を閉めてから、車に乗ってもらいました。

Q.送迎中に事故を起こしたら、どうすればいいですか?

私が車を擦ったときは、事業所に連絡し、事業所が対応してくれました。まずは事業所に連絡して、指示に従ってください。

まとめ:送迎は慣れる。困ったら一人で抱えず事業所へ

デイサービスの送迎は、運転より、利用者さんの指定の時間に間に合わせることがつらい仕事です。運転には慣れます。

大切なことは4つです。

  • 大きい車は、車高と車幅に気をつけてゆっくり走れば、数週間で慣れる
  • 道は、送迎地図と帰り道の下見で少しずつ覚える
  • 時間に追われたり家族が留守だったりしたら、一人で抱えず事業所に連絡する
  • 慣れてきたころこそ事故に気をつけ、起きたらまず事業所に連絡する

送迎が怖いのは、利用者さんの命を預かっているからです。

時間や家族の留守で困ったときは、事業所に連絡すれば乗り切れます。けれど、運転そのものが不安なら、無理をせず送迎のない施設を選んでください。

送迎のない施設を探すなら、利用者さんが住んでいる施設から選ぶのが近道です。特別養護老人ホームやグループホーム、介護付き有料老人ホームなどです。

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