座禅の効果|52歳から15年、自宅で毎朝40分続けて感じていること

畳の部屋で壁に向かって座禅をする60代男性の後ろ姿のイラスト。「座禅の効果、15年でどう変わった?」の文字 島の暮らし

座禅を始めたのは52歳のころです。今は67歳で、介護のパートを続けています。

15年あまり、毎朝40分、自宅の畳の部屋で坐ってきました。休む日は、基本的にありません。

この記事には、15年続けて感じている座禅の効果、自宅でのやり方、続いている理由を書きます。

使っているのは、座布団と携帯電話だけです。お寺に通わなくても、自宅でできます。

座禅を始めたきっかけ ― 52歳のころ

禅寺の建物と参道(イメージ写真)

きっかけは、母と祖母が相次いで亡くなったことです。

当時は気持ちが落ち込む場面が多く、そんな自分を何とか落ち着かせたいと思って始めました。

もともと、仏教や座禅の本を読むのが好きでした。本で読んだ知識は少しありました。それでも実際にやってみると、いろいろな試行錯誤がありました。

7〜8年ほど自己流で続けたころ、近くの禅寺で無料の座禅会があると知り、2〜3回参加しました。今はもう通っていません。

15年続けて感じている座禅の効果

雲海の向こうから昇る朝日(イメージ写真)

先に書いておくと、大きく何かが変わったという実感はありません。そのうえで、私が感じていることを3つ書きます。

1. 頭がすっきりする

朝起きたとき、すっきりしない日もあります。

それでも座禅が終わると、頭のすっきり感があります。一日のスタートを切る感じです。

2. なんとなく気持ちが落ち着く

座禅をすると、なんとなく気持ちが落ち着きます。

「なんとなく」としか言えません。心がどれだけ変わったかは、自分ではよく分かりません。ただ、坐り終えたあとの落ち着いた感覚は、15年ずっとあります。

3. 背筋が伸びる

はっきり実感しているのは、背筋がまっすぐ伸びるようになったことです。

私は30年ほど腰痛と付き合っています。腰が痛くなっても、そうひどくならずにすんでいるのは、もしかすると毎朝の座禅のおかげかな、と一人で思っています。

介護の仕事への影響は、よく分かりません

座禅が介護の仕事にどう影響しているかは、正直よく分かりません。

分かっているのは、パートの日も休みの日も、朝の40分を坐ってから一日が始まる、ということだけです。

私の座禅のやり方 ― 自宅で毎朝40分

朝の流れ

床に座って足先に手を伸ばすストレッチ(イメージ写真)
順番やること時間
1起きて洗顔パートの日は3時〜4時の間に起きる
2軽いストレッチ4〜5分
3携帯のタイマーを42分にセット―
4体を揺らして坐りを安定させ、姿勢を整える最初の2分
5坐る約40分

パートの日は、4時ごろから坐り始めます。

場所と道具

障子のある畳の部屋(イメージ写真)

場所は、自宅の畳の部屋です。

座禅用の丸いクッション(座蒲)は使っていません。厚手の座布団を丸めて、お尻の下に敷いています。

時間は、携帯電話のタイマーで計っています。

タイマーを42分にしている理由

スマートフォンのタイマー画面(イメージ写真)

坐る時間は40分です。タイマーを42分にしているのは、最初の2分を準備にあてるためです。

最初の2分は、体を左右に揺らしながら坐りを安定させ、姿勢を整えます。禅寺ではこの動きを「左右揺振(さゆうようしん)」と呼ぶそうです。

足の組み方

畳の上に置かれた座布団(イメージ写真)

両足を組む結跏趺坐(けっかふざ)は、私にはできません。

片足だけを組む半跏趺坐(はんかふざ)で坐っています。

坐っている間、頭の中は

座禅を組んでも、頭の中は思い通りにはなりません。考えは、どこへ行くのか自分でも分からないものです。

気がついたら、「今ここ」に戻る。それを意識しています。

いろいろな考えが巡っても、気づいたらまた「今ここ」に戻る。それを何度も繰り返しているうちに、40分ほどが過ぎています。

15年続いている理由

夜明けの空と雲(イメージ写真)

一番の理由は、もうほとんど習慣になっていることです。

休む日は、基本的にありません。できないのは、年に数回、どうしても事情がある日くらいです。

旅行先でも坐ります。出かける前に、いつもより早く起きてやっています。

座禅について、調べたこと

ここは私の体験ではなく、調べたことです。

曹洞宗では「ただ坐る」

曹洞宗の公式サイト(曹洞禅ネット)では、曹洞宗の坐禅を「只管打坐(しかんたざ)」、つまり「ただひたすらに坐ること」と説明しています。何か別の目的を達成する手段として坐るのではない、とも書かれています。

私は、落ち込んだ気持ちを落ち着かせたくて始めました。今続いている理由は、もう習慣になっているからです。

調身・調息・調心

「調息」と書かれた書のある和室(イメージ写真)

同じサイトには、坐禅の基本として次の3つが書かれています。

  • 調身(姿勢を調える)
  • 調息(呼吸を調える)
  • 調心(すると自然に心も調う)

呼吸は、鼻から吸う腹式呼吸で、ゆっくり丁寧に、とあります。

最初の2分で体を揺らす「左右揺振」は、「上体を左右へ、はじめ大きく徐々に小さく揺らし、振り子が止まるように中心で静止する」と説明されています。私が最初の2分でやっているのは、この姿勢を調える部分です。

瞑想と健康について ― 厚生労働省のサイトから

座禅そのものの話ではありませんが、厚生労働省の「統合医療」情報発信サイト(eJIM)に、瞑想についてのページがあります。アメリカの国立補完統合衛生センター(NCCIH)の情報を翻訳したものです(2023年2月更新)。

そこには、次のようなことが書かれています。

  • 不安・ストレス・うつに、役立つ可能性がある
  • 不眠の人の睡眠の質に、役立つ可能性がある
  • 腰痛の短期的な改善と関連するという研究があるが、研究の質は低い
  • 血圧への具体的な効果は、確定していない

安全性については、「ほとんどリスクがないと考えられている」一方で、「有害な影響を検討した研究はほとんどなく、明確なことは言えない」とされています。また、瞑想を医療の代わりにしたり、受診を先延ばしにしたりしないように、とも書かれています。

私が感じている頭のすっきり感や、なんとなく落ち着く感覚、腰のことが、これと関係あるのかは分かりません。

よくある質問

Q. 座禅用のクッションがなくてもできますか

できます。私は座禅用のクッション(座蒲)を持っていません。厚手の座布団を丸めて使っています。

Q. 足が組めなくてもいいですか

私も両足は組めません。片足だけの半跏趺坐で、15年続けています。

Q. 雑念が止まりません

私も止まりません。15年やっても同じです。

止めようとするより、気づいたら「今ここ」に戻る。その繰り返しです。

Q. お寺の座禅会に行ったほうがいいですか

私は7〜8年自己流で続けたあと、禅寺の無料の座禅会に2〜3回参加しました。今は通わず、自宅だけで続けています。

Q. 朝と夜、どちらにやっていますか

私は朝です。起きて洗顔とストレッチをすませてから坐ります。

まとめ

  • 52歳から15年あまり、自宅で毎朝40分坐っている
  • 感じている効果は、頭のすっきり感、なんとなく気持ちが落ち着くこと、背筋が伸びたこと
  • 介護の仕事への影響は、よく分からない
  • 道具は、丸めた座布団と携帯のタイマーだけ
  • 最初の2分で体を揺らして坐りを整え、そのあと40分坐る
  • 続いている理由は、もう習慣になっているから

座禅は、私の一日のスタートです。これからも続けていきます。

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