60歳・未経験から介護職へ ― 4つの職場でわかった職場選びのコツ

介護の仕事と体づくり

60歳で定年退職したあと、私は未経験から介護の仕事を始めました。戸惑いながらいくつかの職場を経験する中で、福祉の現場で働くうえで大切なことが見えてきました。

これから介護の世界に飛び込もうとしている方に、私の体験をお伝えできればと思います。

最初の職場 ― 労働環境で見切りをつけた特養デイサービス

はじめに勤めたのは、福祉法人が運営する特別養護老人ホーム内のデイサービスです。

ところが、契約では8時半始業なのに朝礼は8時から。勤務は18時までなのに、その後「学習会」というミーティングが19時から全員参加で始まる、といった状態でした。

組織全体が労働基準法をあまり理解していないように感じ、「ここでは続けられない」と2週間で辞めました。

暗黙のルールに気づく ― 見極めの大切さ

辞めた理由はもう一つあります。本人の確認もないまま行事の担当が決められ、その準備をボランティアのように引き受けなければならない、という暗黙のルールがあったのです。

特に地方の福祉関係にはこうした傾向が強いと感じました。職場を選ぶときは、この点をよく見極める必要があると学びました。

後日談ですが、この職場は当時、1年で半数の職員が辞めていたと聞きました。離職率の高さも、職場環境を映すサインだと言えるでしょう。

デイケアと老健で感じた違い

次に勤めたのは、医療法人が運営するデイケアです。リハビリや運動機能の回復に力点を置いた施設です。

前のデイサービスでは利用者を幼稚園の園児のように扱う場面もありましたが、こちらは園児扱いすることなく、一人の大人として接していました。利用者への向き合い方には好感が持てて、約2年半お世話になりました。

ただ、大きな医療法人でありながら、賃金や労働条件が現場職員に十分公開されず、不透明に感じる部分もありました。

その後、同じ法人の老健施設へ半年間異動しましたが、医療職に比べて介護職が軽視される雰囲気があり、それが不満の種でした。

まとめ

いくつかの職場を経て、現在の特別養護老人ホームに勤めて、まもなく4年になります。

振り返って思うのは、職場選びで大切なのは、労働環境がきちんと守られているか、職員が対等に尊重されているかを見極めることだということです。

これから介護の世界を目指す方の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
さぶろー

沖縄の島で暮らす67歳。60歳でサラリーマンを定年退職したあと、未経験から介護の世界に入り、今も現役でパート勤務です。腰痛や体力づくり、仕事のことなど、50代・60代から働く方に役立つ話を書いています。犬が9匹、市営ジムでの筋トレが日課です。年を重ねても元気に働きたい方へ、島からお届けします。

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