韓国の塩パンは最高でした ― 益善洞の香ばしい塩味

韓国・益善洞の塩パン専門店「자연도 소금빵」の店構えと行列 旅のこと

2泊3日で、いちばん記憶に残ったもの

観光地でも、焼肉でもありません。

ソウルの益善洞(イクソンドン)という街で20分並んで買った、塩パンです。

益善洞の塩パン専門店に並ぶ行列
益善洞の「자연도 소금빵」。夕方4時ごろ、20分ほど並びました

この記事を書いている人

沖縄県に住む67歳です。介護の仕事を7年、今もパートで続けています。

2026年3月10日から12日まで、ソウルへ2泊3日のパッケージツアーに参加しました。韓国は初めてでした。

甘いものが好きというわけでもありませんし、パンにくわしいわけでもありません。そういう私が「最高だった」と思った話です。

並んだのは、益善洞の「자연도 소금빵」

店の名前は「자연도 소금빵(ジャヨンド ソグムパン)」といいます。日本語にすると「自然島 塩パン」です。

자연도 소금빵の縦書きの看板
縦書きの看板。「자연도 소금빵」=自然島 塩パン

場所はソウルの益善洞(イクソンドン)。古い韓屋(ハノク)という木造の家並みが残っている街で、その一軒一軒がカフェや店になっています。

この店も、瓦屋根の韓屋がそのまま店になっていました。

場所は、ガイドさんに教わりました

私が参加したのは添乗員なしのツアーで、現地の日本語ガイドさんが3日間ついてくれました。

60代の女性のガイドさんで、日本語がとても上手な方でした。

その方が、自由時間の前に「この辺にこういう店がある」と教えてくれました。

歩き回っているうちに、行列を見つけました

とはいえ、地図を見ても場所がよく分かりません。ハングルの看板ばかりで、自分がどこにいるのかも怪しい。

ぐるぐる歩き回っているうちに、行列を見つけました。

「ここだ」と分かりました。看板を読めなくても、行列が答えでした。

塩パン店の窓口と行列
店の窓口。ここに並びます

20分、並びました

写真の時刻を見ると、16時14分から34分まで。20分ほど並んでいます。

3月のソウルは寒いです。この日は最低マイナス0.6℃、最高10.0℃。日記にも「底冷えする寒さだった」と書いてありました。その中で、外に立って待ちました。

Salt Butter Bread Pick up Lineの案内板
「引換券を受け取ってから、こちらの列へ」という案内

4個セットで1,200円でした

買ったのは4個セット。12,000ウォンでした。

日本円にすると約1,200円です。

買った塩パンの紙袋と店の外観
4個セットで12,000ウォン(約1,200円)

ウォンの計算は「円を10倍」です。

韓国のお金はウォンです。桁が多くて、最初はとまどいました。

慣れてくると、円を10倍するとウォンになる、と覚えておけば足ります。

  • 1,000円 → 約10,000ウォン
  • 12,000ウォン → 約1,200円

私は日本で1万円を両替して行きました。3日間で使ったのは4万3,000ウォンほど。残りは57,000ウォンでした。

現金は、ほとんど使いませんでした。スーパーもコンビニも、クレジットカードのタッチ決済で済みます。現金を出したのは、最終日のお土産店くらいでした。

味の話 ― 香ばしくて、しっとりしていた

肝心の味です。

外は香ばしく、中はしっとり。

かじると、まずバターの香りが来ます。それから塩気。この塩気が、ちょうどよかったのです。

日本の塩パンより、韓国のほうがちょうどよかった

塩パンは日本にもあります。私も食べたことがあります。

食べ比べての実感ですが、韓国のほうが塩加減はちょうどよかったです。

日本のものが悪いという話ではありません。好みの問題かもしれません。ただ、私の口には韓国の塩パンのほうが合いました。

日本のスーパーで売られている塩パン
こちらは日本の塩パン。スーパーで1個140円でした

紙袋に「3つの約束」が書いてありました

家に帰ってから紙袋を見返すと、こう印刷されていました。

「자연도 소금빵」の3つの約束

1. 小麦 ― カナダ産 最高等級CW1の小麦100%のみを使用

2. バター ― フランス初のAOP品質認証のプレミアムバターを使用

3. ― ただ太陽と風だけがつくった、フランスの天日塩を使用

紙袋に印刷された3つの約束
紙袋に印刷されていた「3つの約束」

読んで納得しました。あのバターの香りと塩気は、そういうことだったのかと。

この店は、100種類の材料を試し、1,000回の焼きのテストを重ねてこの味にたどり着いたとも紹介されています。

行列ができるのも、無理はありません。

半分はその場で、半分は翌朝に

4個買って、半分はその場で食べました。

残りの半分は紙袋のままホテルに持ち帰り、翌朝、牛乳と一緒に食べました。

そして、これが大事なところです。

冷めても、おいしかったです。

焼きたてのほうがいいに決まっています。それでも、一晩たって冷えたパンが、翌朝の朝食として十分うまかった。バターの香りも残っていました。

「並んだけれど食べきれない」と心配する必要はありません。持ち帰って翌朝でも大丈夫です。

日本に持ち帰れるのか ― 調べました

「せっかくなら日本まで持って帰りたい」と考える方も多いと思います。調べました。

結論:プレーンな塩パンなら、手荷物で持ち帰れます

バターは動物検疫の対象になっています。ただし、手荷物や預け荷物として持ち込むもの(携帯品)は、対象から除かれます。

乳、脱脂乳、クリーム、バター、チーズ、れん乳、粉乳その他乳を主要原料とする物

ただし、携帯品(別送品を含む。)として輸入及び輸出されるものを除く

(動物検疫所・規則第45条)

つまり、肉を使っていない普通の塩パンを、自分の荷物で持ち帰るぶんには問題ありません。

気をつけること ― ハムを挟んだものは持ち込めません

韓国の塩パン専門店には、ハムやソーセージを挟んだものもあります。

肉を使った食品は、日本に持ち込めません。これは検疫で止められます。持ち帰るならプレーンなものを選んでください。

買うなら、帰国する日がいい

私が持ち帰ったのは、ホテルの部屋までです。翌朝そこで食べました。

日持ちを考えると、買うのは帰国する日がいいと思います。私が買ったのは2日目でしたが、ホテルで食べるぶんだったので十分でした。日本まで持ち帰るなら、最終日が安心です。

規則は変わることがあります。持ち帰る予定がある方は、出発前に動物検疫所のサイトでご確認ください。

有名なのは聖水(ソンス)ですが、私が行ったのは益善洞です

この「자연도 소금빵」(ジャヨンド ソグムパン)は、韓国にいくつも店があります。仁川に本店があり、ソウルには益善洞(イクソンドン)・聖水(ソンス)・島山・延南の4店(2026年8月時点で確認できた範囲)。

インターネットで「韓国 塩パン」と調べると、出てくるのはほとんど聖水店の話です。

私が行ったのは益善洞店でした。

どちらがいいという話ではありません。ただ、益善洞は韓屋の街です。古い瓦屋根の家並みの中で行列に並び、木の建物の店でパンを受け取る。あの景色ごと、記憶に残りました。

益善洞の韓屋の門と中庭
益善洞の韓屋。門の奥が中庭になっています

聖水は工場をリノベした新しい街だと聞きます。まるで雰囲気が違うはずです。

益善洞に行くなら、この店です。

もし益善洞のあたりに行く予定があるなら、こちらの店をおすすめします。

益善洞の路地と瓦屋根の家並み
益善洞の路地。瓦屋根の向こうに高層ビルが見えます

店の場所と行き方

店名자연도 소금빵 & 자연도가(益善洞店)
住所ソウル特別市 鍾路区 水標路28キル 21-17 1階
(서울특별시 종로구 수표로28길 21-17 1층)
電話02-743-2245
営業時間毎日 9:00〜22:00
買い方4個セット(12,000ウォン)単位。テイクアウト専門

最寄りは地下鉄の鍾路3街(チョンノサムガ)駅4番出口から歩いて5分ほどです。

現地で地図を使うなら

ひとつ注意があります。韓国では、Googleマップの経路案内が使えません。

現地で歩くときは、NAVERマップKakaoMapを使ってください。どちらも無料で、日本のスマホに入れておけます。出発前に入れておくのが安心です。

私は結局、地図で店を探すのはあきらめて、歩き回って行列を見つけました。

よくある質問

Q. いくらでしたか。

4個セットで12,000ウォン(約1,200円)でした。2026年3月時点です。値段は変わることがあるので、最新はお店でご確認ください。

Q. どれくらい並びますか。

私が行ったのは平日の午後4時ごろで、20分ほどでした。時間帯や曜日で変わると思います。

Q. 持ち帰れますか。

紙袋に入れてくれます。私は半分を持ち帰って、翌朝ホテルで食べました。冷めてもおいしかったです。

日本まで持ち帰ることもできます。バターは動物検疫の対象ですが、手荷物(携帯品)は対象から除かれます。ただしハムなど肉を挟んだものは持ち込めません。くわしくは本文に書きました。

Q. 場所はどこですか。

ソウルの益善洞(イクソンドン)、地下鉄の鍾路3街駅4番出口から徒歩5分ほどです。住所と地図は本文に載せました。

Q. 言葉は大丈夫でしたか。

注文はタッチパネルの機械(キオスク)でした。画面で選んで支払うので、店員さんと言葉をやりとりする場面はありません。ハングルが読めなくても買えます。

Q. スマホはどうしましたか。

eSIMを使いました。67歳がどこでつまずいて、どう解決したかは別の記事に書いています。

👉 韓国eSIM、67歳でも使えました ― つまずいた5か所

まとめ

  • 益善洞の「자연도 소금빵」で、4個セット12,000ウォン(約1,200円)
  • 20分並んだ(平日の午後4時ごろ)
  • 外は香ばしく、中はしっとり。塩気がちょうどよかった
  • 日本の塩パンより、私の口には韓国のほうが合った
  • 半分は持ち帰って翌朝。冷めてもおいしかった
  • 有名なのは聖水店だが、益善洞は韓屋の街並みごと記憶に残る

2泊3日で、景福宮も広蔵市場も明洞も見ました。

それでも日記に「一番記憶に残る」と書いたのは、このパンでした。

この塩パンに行き着くまでの3日間は、行程ごと別の記事にまとめました。何時にどこを歩いたかを全部書いています。

👉 60代の韓国旅行 ― 67歳がツアーで歩いたソウル2泊3日【行程まるごと】

※価格・店舗の情報は2026年3月〜8月時点のものです。最新は現地でご確認ください。

この記事を書いた人
さぶろー

さぶろー/67歳・介護福祉士。60歳で定年退職し、未経験から介護の世界へ。7年目の今もパートで現場に立たせてもらっています。60代が体を壊さずに働き続けるために、自分で試して続いたことを書いています。沖縄在住、犬9匹。週2回のジム通いが日課です。

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