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介護の仕事で履く靴の選び方。色々迷いますよね。紐はあったほうがいいのか、クロックスでもいいのか。私も60歳で介護の仕事を始めたとき、同じことで迷いました。
今は67歳、パートを7年続けています。何足か買い替え、失敗もして、条件が5つに固まりました。今どんな靴を履いているか、値段まで、そのまま書きます。
介護職の靴に必要な5つの条件
① 足の横幅が合っていること
私は扁平足で、幅広です。たぶん4Eくらいだろうと思っています。
4Eというのはワイズと呼ばれるもので、足の横幅そのものではなく、甲まわりをぐるりと一周測った長さ(足囲)で決まります。足の長さを表すサイズとも別のものです。JIS規格ではA・B・C・D・E・2E・3E・4E…と分かれていて、数字が大きいほど幅広になります。
それを分かっていながら、細身のスニーカーを買ったことがありました。長さは合っているので、店で履いた瞬間は「まあ入るな」と思ったのです。ところが仕事で一日履くと横幅がぎちぎちで、足の側面に痛みが走りました。その靴は以後、履いていません。
私はまだ、足を測ってもらったことがありません。たぶん4Eだろうという見当だけで、履き心地に違和感もなかったからです。それでも一度は測ってもらったほうがいいと、失敗したあとで思いました。
② 中敷きが外せること
靴を買ったら、もとの中敷きを外して自分のインソールに入れ替えています。ですから接着されていて外せない靴は、はじめから候補に入りません。

靴ではなく、入れ替えるほうでも失敗しています。今使っているものの前に買ったインソールは、硬すぎて私の足に合いませんでした。 靴が良くても、中に入れるものが合わなければ履かなくなります。インソール選びは別の記事に書きました。
私が使っているのはザムストのフットクラフトです。土踏まずの高さでLOW・MIDDLE・HIGHの3つに分かれていて、私は店頭で測ってもらってLOWでした。ご自分がどれに当たるかは、取り扱いのあるお店で見てもらうのが確実です。サイズはリンク先で選べます。
③ かかとが安定すること
介護の現場は、思っている以上に動きます。移乗介助でふんばる、しゃがむ、急に呼ばれて歩き出す。
かかとが固定されない履き物だと、そのたびに足の中で靴がずれます。脱ぎ履きは楽でも、私はサンダルやクロックスを選びません。
④ 洗えること
靴は必ず汚れます。食事介助でとろみのついたお茶が落ちる。食事の残りが落ちる。汚物が付くこともあります。避けようがありません。
私は汚れが目立つと、家に持ち帰って洗います。1〜2か月に1回くらいです。洗って乾かせる素材かどうかは、買うときに確かめておきたいところです。
夏場は、靴の中も汗でびっしょりになります。それだけ体から水分が出ているということです。仕事中の水分の取り方は介護職の夏の水分補給に書きました。
⑤ 厚底で、ゴムがしっかりしていること
施設の床は硬いコンクリートや塩ビです。底の薄い靴だと、その衝撃がそのまま足に来ます。私は底に厚みのあるものを選んでいます。
そのうえで、ゴムの質も見ます。私の靴の寿命は、すり減りではなくゴムの劣化で決まるからです。
職場は施設の中が土足厳禁で、下駄箱で履き替えます。仕事用の靴は屋内でしか履きません。それでも1年半から2年で、靴底のゴムが剥がれたり、周りのゴムがほどけたりします。そこが買い替えどきです。

紐か、面ファスナーか ― 私は紐です
介護職の靴は「紐なしのほうがいい」とよく言われます。紐が車椅子のフットレストに絡む、汚れたときに洗いにくい。もっともな話だと思います。
でも、私はずっと紐靴です。
若い頃にフルマラソンをやっていて、紐でしっかり締めた状態が私の足の普通になりました。面ファスナー(マジックテープ)やスリッポンは、どうしても馴染みません。
紐には、その日の足のむくみに合わせて締め具合を変えられるという利点もあります。夕方にゆるめる、といった調整は紐でないとできません。

私が今履いている靴
アディダスの黒いランニングシューズです。側面に白い3本ラインが入っています。
- 値段:5,000円台
- 買った場所:近所のスポーツ用品店(スポーツデポ)
- 中敷き:外して、自分のインソールに入れ替え
高い靴でなければいけないとは思いません。ただ安すぎると、⑤の厚底が望めません。5,000円から6,000円くらいのスポーツメーカーのシューズ。それが私の落としどころです。
紐で、中敷きが外せて、幅にゆとりのある一足を、3つ挙げました。どれもアディダスの黒いランニングシューズで、幅の広い「ワイド」モデルです。サイズはリンク先で選べます。
細身の形で、いちばんランニングシューズらしい見た目です。ソールは厚すぎず、仕事以外の普段履きにも使えます。
白い3本ラインが大きく、ソールは白のクラウドフォームです。3足のなかでは値段が控えめです。
ソールがいちばん厚いモデルです。硬い床の衝撃が気になる方は、これがよいと思います。
施設で履く靴は「1足だけ」にしています
何足かで回したほうが長持ちするのでは、と思われるかもしれません。
私は施設で履く靴を1足と決めています。 感染症対策のためです。一度そこで履き始めたら、使い古すまで、その靴は施設の外では履きません。
施設では、外靴と内履きは下駄箱で完全に切り替えます。汚れが目立ったときだけ持ち帰って洗い、また戻す。この形をとっています。
なお、職場に靴そのもののルールはありません。何を履くかは各自に任されています。徹底されているのは、外と中を分けることだけです。ここは職場によって違いますので、勤め先の運用をご確認ください。

よくある質問
Q. クロックスやサンダルではだめですか
職場が禁じていなければ履けます。ただ私は、ふんばったときに足の中でずれるので選びません。
Q. サイズはどう選べばいいですか
長さだけで選ばないことです。私は横幅で失敗しました。
Q. どのくらいで買い替えますか
1年半から2年です。すり減りより先に、ゴムのほうが剥がれてきます。
まとめ
介護職の靴の条件を、私は5つに整理しています。
- 足の横幅が合っていること
- 中敷きが外せること
- かかとが安定すること
- 洗えること
- 厚底で、ゴムがしっかりしていること
紐か面ファスナーかは、一般には紐なしが勧められますが、私は紐です。ご自分の足に馴染むほうでよいと思います。
介護職を長く続けていくためには、足腰のメンテナンスは避けて通れません。靴やインソールはその土台となるものです。自分に合ったものを探してください。体のために少し投資をしてもいいと思います。
足の裏やかかとがすでに痛むという方は、靴と一緒にインソールも見直してみてください。
→ 介護職の足・かかとの痛みにインソール ― 60代・現役が続けている対策
腰の痛みについては、こちらに書いています。
足元だけでなく、体全体をどう守って働いているかは、こちらにまとめています。
→ 60代で介護職を続けるブログ ― 67歳・7年目、体を壊さずに働く記録
この靴で、1か月にどれくらい歩いているのか。歩数を集計した記事はこちらです。


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